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フォーカシングの概要

原文(Focusing Fact Sheet)

フォーカシングとは何か?

 

フォーカシングは、自分がまだ知らない体の内側に注意を向ける方法です。フォーカシングは自分の感情に触れるということ以上のものであり、ボディワークとは違うものです。

フォーカシングは、まさに体と心のはざまで起こるものです。フォーカシングは自分のボディセンスをつかむためのいくつかのステップから成り立っています。ボディセンスは、はじめ、はっきりせずおぼろげなものですが、それに注意を向けていくと、はっきりしてきて言葉やイメージとなり、フェルトシフトが起こります。

フォーカシングのプロセスでは、ある問題に対してその人が体の内側に持ち続けている感じが変化します。わたしたちは、自分たちがただの思考や感情よりももっと深いところで生きているということを学びます。フォーカシングのプロセスを通して、その問題が全体的に違ったように見えてくるようになり、新しい解決策が現れてくるのです。

フォーカシングは何に役立つのか?

私たちが生きていく中で動きがとれなくなったときに、フォーカシングは変化をもたらします。フォーカシングをしているときに生じるフェルトシフトはわたしたちの体にとって良いものですし、免疫機能もあがります。100以上の研究が示しているのは、フォーカシングは学ぶことができるものであり、多くの場面で役に立つものであるということです。さらに、フォーカシングはうつや不安の程度を軽くし、体との関係を良くします。

だれがフォーカシングを学ぶことができるのか?フォーカシングパートナーシップとは何か?

フォーカシングはだれでも学ぶことができるものです!ほとんどの人にとって、フォーカシングパートナーシップによる学習が、フォーカシングを学ぶには一番良い方法です。はじめに、ガイドされてフォーカシングプロセスを体験します。次に、そのプロセスについて学習します。フォーカシングは、知識ではなく、体験的プロセスであるので、それを体験した後に知識を得ることが一番良い学習となります。さらに、リスニングスキル、フォーカシングガイド、フォーカシングパートナーを使ってお互いにフォーカシングの練習を積んでいきます。もっと情報を知りたい人はここをクリックしてください。あるいは、フォーカシングパートナーとして登録し、あなたのパートナーを見つけてください。

どのようにしたら私はもっとフォーカシングについて学ぶことができますか?

フォーカシングインスティチュートは、2年間の集中体験プログラムでトレーニングを積んだ資格を持ったフォーカシングティーチャーの国際ネットワークを持っています。フォーカシングティーチャーやあなたの近くのフォーカシングパートナーを見つけるためには、ここをクリックしてください。

フォーカシングインスティチュートは、ホームページ上の書店で次のような本を薦めています。
『フォーカシング』ユージン・ジェンドリン著Bantam Books, 1981 (12カ国語で手に入れることができます).
『フォーカシング指向心理療法』ユージン・ジェンドリン著Guilford Press, 1996.
『やさしいフォーカシング:自分でできるこころの処方』アン・コーネル・ワイザー著New Harbinger Publications, 1996.
☆訳者注上記3冊とも日本語で手に入ります

もっとフォーカシングについて学ぶためには、私たちのホームページをもっといろいろ見てください。あるいは、フォーカシングインスティチュートにEメールを送ったり、845-480-5111 (国番号 1)へ電話したりしてください。

翻訳 榊原佐和子